スーパーやホームセンターで一番よく見かけるのは、こびりつきにくいテフロン加工のフライパンです。便利なのは間違いありませんが、その加工が体にどう影響するのか、成分表示まで確かめたことはありますか。
私たちも以前はティファールやアイリスオーヤマなど、スーパーに置いてあるものを何となく買っていました。でも、テフロン加工のリスクについて調べたのをきっかけに、素材から選び直すようになりました。今日はその内容と、実際に使っているおすすめの鍋・フライパンを紹介します。
買ってはいけないフライパンの特徴
ノンスティック・テフロン加工
テフロン加工とは、フッ素樹脂(PTFE)を使った加工のことです。焦げ付きにくくするためにPFAS(パーフルオロアルキル物質)やPFOA(パーフルオロオクタン酸)が使われています。長く使っていると樹脂がはがれ、料理と一緒に体に取り込まれてしまう可能性があります。

取り込まれた樹脂の多くは体外に排出されると言われていますが、なるべく余計な物質を体に入れたくないのが正直なところです。さらにテフロン加工のフライパンは240度以上で有害物質が溶け出すとされ、オックスフォード大学の研究でも発がんリスクとの関連が指摘されています。
360度を超えると有毒ガス
360度以上になると有毒ガスが発生します。無色無臭のため気づきにくく、空焚きしたまま放置して重傷を負った事故も報告されています。お子さんがいるご家庭は特に注意してください。
アルミニウムのフライパン
テフロン加工を避けて昔ながらのアルミ製フライパンを選ぶ方もいますが、アルミも調理中に溶け出し、体に取り込まれることがあります。オックスフォード大学の研究では、腎臓・泌尿器系への影響や、過剰摂取とアルツハイマー病・認知症との関連が指摘されており、できるだけ使用を控えるのが無難です。
安全でおすすめのフライパン・鍋
鋳鉄のフライパン・鍋
鋳鉄は歴史の長い素材です。使うときに油をしっかり引く必要はありますが、オーガニックオリーブオイルやココナッツオイル、ギーバターなどヘルシーな油を使えば問題ありません。調理中に微量の鉄が食材に混ざることがありますが、体に吸収されても無害とされています。
メリット:体に害を与えない/丈夫で長持ち
デメリット:やや重い/油をしっかり使う必要がある/食器洗い機不可(塩か優しい洗剤で手洗い)
Staub(ストウブ)
フランスの三ツ星シェフ、ポール・ボキューズとともに開発された鋳物ホーローブランドです。鋳物製品には生涯保証が付いているため、長く使い続けられます。
詳細はストウブ鍋・フライパンのレビューで紹介しています。
Le Creuset(ル・クルーゼ)
フランスの鋳物ブランドで、熱が逃げにくく焦げにくいのが特長です。鋳物ホーロー製品はすべて永久保証付きで、長く使えます。
詳細はル・クルーゼ鍋のレビューをご覧ください。ほかの永久保証ブランドは永久保証のブランド一覧にまとめています。
セラミック加工
PTFE・PFAS・PFOAを使わないセラミック加工は、テフロン加工より安全性が高いとされています。ル・クルーゼやストウブもセラミック加工の鋳物を提供しています。
メリット:体に害を与えない/長持ち/洗いやすい
デメリット:一般的に焦げ付きやすい/油をしっかり使う必要がある
GreenPan(グリーンパン)
ベルギー発のブランドで、Thermolon(サーモロン)という独自加工を採用。フッ素樹脂・PFAS・PFOAを一切使わず、最大450度の高熱にも耐えます。第三者検査機関SGSによる安全性の検証も受けています。

詳しくはグリーンパンのレビューで使用感を紹介しています。
石のフライパン
石を使ったフライパンもテフロン加工より安全とされ、人気が出てきています。ケミカルフリーなOzeriが代表的です。
ステンレスフライパン
ステンレスは1000度を超えても安定していますが、クロムとニッケルという金属が含まれます。クロムは通常問題になりませんが、ニッケルを大量に取り込むと体に良くないとされているため、比率がしっかりしたブランドを選ぶことが大切です。
メリット:軽い/長持ち/洗いやすい/プロもよく使う
デメリット:ニッケルが含まれる
代表的なブランドはCuisinart(クイジナート)とCalphalon(カルファロン)です。
フライパン以外では、耐熱ガラス容器のCorningwareもオーブンまで使える選択肢です。「PTFE PFOAフリー 日本製」を探している方には京セラのフライパンもありますが、品質については個体差があるようです。
私たちは長い目で見て、鋳鉄とセラミック加工のフライパン・鍋を中心に使っています。暮らしの道具を安全に長く使う考え方は暮らしと家計のページにまとめています。歯磨き粉のような毎日使うものの成分についてはこちらの記事でも紹介しています。









